家庭教師お悩み相談情報
数学の楽しさを教えてやる気を引き出せと言われ困っています
投稿者:名無しさん
生徒さんは県内一の進学校を目指す中3。大手の進学塾に通い国英理社は90点台ですが、数学の成績だけ伸び悩み家庭教師を契約なさったそうです。
生徒さんは数学があまり好きでなく、苦手意識もあります。問題を解かせてみると、なかなか難しい問題をすらすらと解いているけれど、たまに初歩的なレベルでミスをしたりします。解き方を知らないと解けないような難しい問題も、時間をかけたら自分で解き方を思いついて解けますが、テストでは時間切れや計算ミスで点が伸び悩んでいるよう。
全体的に見て、数学が根本的にわかっていないどうしようという様子ではなく、単に練習不足と見受けられます。練習を繰り返せば上がっていくかなという感じです。ただ、数学は嫌いでほとんどやらないので成績は伸び悩んでいます。
なので、宿題をこなせる量でとにかく大量に与えました。
しかし、生徒さんはやる気にならず、お母さんにきつく叱られてしぶしぶ勉強を始めたようです。怠けていたため、けっきょく宿題は全部終わってませんでした。
宿題の日割り計画は私の目の前で自分で作らせています。
保護者の方が言うには、数学が得意な子は数学が好きで勉強にも意欲的でどんどん伸びていく。うちの子も数学の楽しさを教えて、やる気を引き出してほしい。そしたら意欲的に勉強するようになって苦手な数学が上がるはずだと。そのためにわざわざ塾ではなく家庭教師を付けたと。
トライからはそのような要望がおありだとは聞かされていませんでした。
私自身、国語以外はだいたい得意でしたが勉強の楽しさというものは知りません。したがって、勉強の楽しさなど教えようがありません。また、やる気の引き出し方も知りません。
自分の進路実現のために何が必要かを考えたら、自分がしなければいけないことはおのずと見えてくると思います。それに向かって、たとえやりたくないこと(勉強)でも必死に努力できる人が夢をかなえることができるのだと思います。私はそうでしたので、勉強の楽しさを知りませんが勉強は苦手ではありませんでした。
生徒さんに対しては、「小学生でやる気がないから勉強したくないというのなら、精神的に未熟な子供だからしょうがない。でも君はもう中学生なのだからやる気がなくとも勉強はしなければいけない。ましてや、県内一の●●高校を目指している人が母親に促されてしぶしぶ勉強を始めるなんて論外だ」と厳しく言いました。
やる気がない生徒に勉強をしてもらうには、真っ当なことを言ってご自身で身の致し方を考えてもらうことしか、僕にはできません。そうやって生徒が勉強するようになることもある意味「やる気を引き出す」ことだと思います。お母様は私のお説教の内容に同意しつつも、どうもそういう頭ごなしな方法ではなくやる気を引き出してほしいそうです。
さて、生徒のやる気を引き出し勉強の楽しさを知ってもらうにはどうしたらいいでしょうか。
投稿日時:2014-03-31 05:18:22 - 回答数:8
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投稿者:Orange
これまでにたくさんの優れた回答が寄せられており、私自身も参考になりました。
数学の勉強の目的を理解してもらう、生徒自身に対策を考えてもらう、
あるいは家庭教師と生徒が一緒に対策を考える、生徒をよくほめる、
家庭教師との勉強が楽しくなるような工夫をする、などが挙げられていました。
講師の方は勉強の楽しさは知らないけれども、努力はできるとおっしゃっていますね。
こういう方の場合はもう一つ対策があると思います。
それは数学の勉強を「何のためにするのか?」ということのほかに、
「誰のためにするのか?」ということを生徒と一緒に考えるということです。
親の期待に応えるためとか、家庭教師の熱心さに報いるためとか、
そんなことでいいんです。
もちろん、こういう考え方は数学の勉強としては少しはずれています。
でも、数学の楽しさを生徒に伝えるのが難しいのであれば、
義務として生徒に勉強してもらうことになります。
そういう勉強の仕方もあります。
ただし、これができるためには条件があります。
それは、生徒に勉強することを期待する側が、
その生徒のためにどれほど汗をかくかということです。
たとえば、親は生徒のために日夜苦労して働き、
家庭教師のために月謝を工面しています。
普段は、生徒は親の苦労なんて考えていませんが、
家庭教師がその点を生徒と一緒に考えてもいいですよね。
幸い家庭教師の方は努力はできる人です。
家庭教師が生徒のためにどれほど一生懸命に頑張ってくれているかを
受け持ちの生徒さんが見たなら、
数学の楽しさなんかわからなくても、
とにかく自分も一生懸命やらないといけないのだろうなと考えるでしょう。投稿日時:2014-06-13 05:05:49
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投稿者:永遠の3歳児
スレッドが上に来ており、少々、興味深いので私の意見も述べさせてもらえればと思います。言葉遊びと言われると、否定もできませんが。。。
私自身、学究のたまごをしております。
正直なところ学問はおもしろいと思いますが小・中は勉強は嫌いでした。
とりわけ、興味のないことに関しては。
で、勉強と学問を学ぶ・探求することの何が違うか?というところですが、
勉強は、勉学を強いられると読めます。(勤勉ですかね?)
おそらく、強制なんですよね。
なので、学ぶという能動的な取り組みを始めて楽しいというか、興味深いと感じるようになるのでしょう。探求まで行くとワクワクドキドキです。
そして、そこまで達するには背景・目的・理解するための基礎知識(原理)が必要なのですが、高校くらいまでは、背景・目的から乖離した状態で基礎知識及び適用を「勉強」させられるわけです。これが1つの問題でしょう。
ですが、背景目的を知り得てなお興味がないということも往々してあり、学問そのものに興味を持つ・楽しむという段階に達することができるのは、大学に残る(いわば奇特な)人くらいのものでしょう。日本のBachelor, Master コースの学生が、学問に興味があるかというと少し疑問を感じますから。
一方、使い方を楽しむ、パズルを楽しむといっても、私はパズルとかクイズとかなぞなぞとか嫌いなのでやりません、これも得手不得手があるわけです。
結局のところ、興味のないものに、その事象に興味を持たせることそのものが困難極まりないことであると思います。
ですが、それで投げてしまっては本末転倒、家庭教師辞めますか?といわれそうですので、別の策を考えました。
学問そのものの背景目的は話してあげても良いでしょうが(興味を持つ生徒さんもいるので)、生徒さんがたの人生設計を現実のものにすることこそが、彼ら・彼女らにとっての学業をする目的なのですから、勉強を楽しめという発想から、何故、彼ら、彼女らが今これをする必要があるのかという問いかけに転換してみるのも、一つの策ではないかと思います。
生徒さんそれぞれに興味の指向性は異なりますから、いろいろな話の持って行きようを考える必要はあるのですが、受験することを目的とするのではなく、その先どういう方向で進むかを考えるように仕向けてあげる、ゴールっぽいものの向こう側の風を感じさせてあげれば良いのではないでしょうか。私は、そういう方向で考えています。投稿日時:2014-05-16 05:41:24
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投稿者:クラ
日時が経過していますが、数学を主としているのでご意見したく書き込みいたします。
中学の5教科の関連について考えると、理科と社会は自然現象と社会現象を学び、数学は論理と計算力を学び、言語はそれらを記述したり読解することであると、それらの関連をとらえられるのではないでしょうか?縦割りの教育現場では、そういう考えをする暇もないくらい忙しく、一人の生徒と向き合う私の独断ではあります。問題は広い見地から、一人の生徒の能力について多角的に考えることでしょう。
数学の論理思考に、分析と総合という側面があります。前者は問題把握し、要素分析することで、後者はそれらの関連を紡いで、回答していく作業が総合ととらえています。将来に社会や自然の諸問題に直面してしなければいけないことを、数学という回答のある問題で訓練していると思います。
その楽しさは、生徒には未知であって初めて遭遇する問題を解決していく作業を通じて、快感として取得できると思います。決して、点数の問題ではないと思います。定期テストでも、教科書に掲載されていない問題が出ることがあると思います。入試問題は然りです。数学は、その域に到達することが求められていると思います。でも試験でできなくても、後にその問題へのアプローチを解決したならそれで一人前の回答者になっていくでしょう。
数学の計算は、+-×÷の4つしかなく、諸量の大きさや正負の向き、倍関係を推測すれば事足ります。この単純な関係で、理科の現象を記述し、再現できるので、その辺からのアプローチも楽しさを増すでしょう。
最後に、参考書としてそういう観点から書かれた書籍は、学習参考書棚にはほとんどなく、教育関連棚にあります。一例として「中学生からの教えてみよう数学」(日本評論社)をあげます。数学の証明で使用される論理展開は、現代文の起承転結や、序破急のと酷似していてます。若干の相違はありますが、両方の成績が良くなると、私は思います。ご検討をお祈りします。投稿日時:2014-05-15 11:03:08
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投稿者:名無しさん
お疲れ様です。
文章を拝見しまして、
・投稿者さんは、生徒さんのことをよく観察されていますし、お説教の内容もまったく正論で説得力がある
・保護者の方も、お子さんのことや勉強の本質についても良くご存じである
と思いました。生徒さんは2つに恵まれて良いなと思います。
私の経験上から言わせていただくと、中3で塾に通われているならば、
生徒さんご自身が数学の成績がなぜ伸びないのか、
理由がある程度分かっているはずです。
また、自分ならばどの程度まで点数がとれるのか、それも自分で何となくわかっていると思います。
問題は、自信のなさ、プレッシャー、モチベーションといったところでしょう。
指導法としてはこちらが頭ごなしに勉強法を教えるのではなく、
どうしたらもっと点が取れたのか、生徒さん自身に考えてもらう方法をとれるかと思います。
例えば、直近のテストを見せてもらって
「どこを間違えちゃったの?」と聞いてみます。
すると間違えたところを答えてくれます。
「どうして間違えちゃったの?計算ミス?時間がなかったの?わからなかったの?」と原因を聞いてみます。
すると何かしらの答えが返ってきます。
「じゃあもう一度解いてみる?」といって再度解いてもらい、解説をします。
最後に総括して「次回同じような問題が出たら大丈夫?宿題でもう少しやってみる?」
こんな指導法を私はしています。頭ごなしにやるより面倒な部分もありますが、
アスリートのトレーナーになった気分で指導します。
他の先生方も述べられていますが、できなくても過度に心配せず、
できたらたくさん褒めてあげてください。投稿日時:2014-04-08 10:42:54
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投稿者:佐藤 歩
私の意見はゆうさんは如月さんとかぶる部分が出てきますがほめることがまず何よりだと思います。
少し主観が入りますが勉強が嫌いでもできた人には嫌いで苦手な人の気持ちはわかりません。生徒からしたら「先生に何がわかるわけ?」ってなっちゃいます。
勉強が苦手で嫌いなのに家庭教師と一緒に勉強してくれる。これだけでもすごいこと。宿題をわずかながらもやってきた。これもすごいことです。嫌いなのにちゃんと勉強に目を向けているじゃないですか。
少しでも勉強してきたらほめてあげてください。いい点をとったら大げさすぎるくらいにほめてあげます。
そうじゃないと勉強からだけでなく先生にすら背を向けてしまうと思います。投稿日時:2014-04-01 22:04:33
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投稿者:名無しさん
テストや入試の特にペーパーテストの数学は、数学全体のほんの一部でしかありません。日本とその他の国の教科書、言葉における数学の扱いや発想もちがいます。まして、受験の数学は狭すぎます。その狭い数学に矛盾を感じたり、合わない子が多くいます。例えば、なぜマイナス×マイナス=プラスになるのか。その効用はどうだったのか。などの数学がこの世に存在する意義をはさみながら、少なくともそれを考慮しながら私は教えています。言葉を越えたものが伝えられます。数学が専門でないとしても、少しでもそういう書物を参考にすることをおすすめします。
投稿日時:2014-04-01 17:24:20
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投稿者:ゆう
やる気を起こさせるのは、勉強を教えるよりも難しいですね。
大した経験はありませんが、自分の子供をもつ私が、言えることがあるとしたら、とにかく“褒めること”です。
厳しく言われて、仕方なしにやる子はいても、やる気が出る子はいないと思います。
出来ない事より、出来る事を見つけて褒めてあげて、自信を積み重ねていけばいいと思います。
解き方がわからない問題を時間をかけたら自分で回答できるくらいですから、数学的センスも能力も十分あると思います。
後は、本人の“嫌い!やりたくない!”という気持ちが徐々に無くなるように、数学をやっている時だけでも楽しい授業にしてあげられるといいですね。
時間切れは、前の方がおっしゃっていたように、ストップウォッチなどを使ってゲーム感覚でやる練習。ミスは間違いノートを作ることをおすすめします。大抵みんな同じところでミスを繰り返しますから、自分がどういうところでどういうミスをするのか傾向が掴めれば、注意しやすいですから。
自分も中だるみになりがちな生徒さんのやる気をどうやって取り戻すか悩み中です。
本来なら、そういう指導や相談をトライさんにしていただきたいんですけどね。。。投稿日時:2014-04-01 13:50:40
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投稿者:如月 潤
先に回答を申し上げます。気が向いたらその下も御覧ください。
回答
とりあえずやる気を起こさせる方法としては、ゲーム方式が有効であると考えられます。
優秀な生徒さんのようなので、ストップウォッチなどを用いて制限時間内(5分程度)に問題を解いてもらいます。
解答に詰まった場合、最も早く解ける方法を伝授します。
問題にもよりますが、50分もあれば10題問は解けるでしょう。
授業終了間際に、こなした問題数を見て「これだけやれたぜ」と褒めてみるのも有効でしょう。
演習や宿題もその方式で解いてもらえばかなりの問題数をこなせるはずです。
さて、質問文からお見受けすると幾つか問題点があるように思えます。
①数学が嫌いな子にたとえこなせる量であっても大量に宿題を出したらそれだけでやる気を失います。
②宿題の日割を生徒に作らせている分教える時間が減っていませんか。
③保護者の意向がどうであれ、好きでも嫌いでも成績さえ伸びればよいはずです。
④トライはぎりぎりまで詳細を隠すスタッフが多いので、自分で生徒から聞き取ることをお勧めします。
⑤勉強の楽しさを知らないと公言する者が教えて興味が持てる訳がない。
⑥「勉強が嫌いだけど得意なあなた」は「数学が嫌いで苦手な生徒さん」の気持ちをくみ取る努力をしましたか。
⑦正論は時として綺麗事の暴論でしかありません。
以上の7点が問題になっていると思われます。
これでは生徒さんとの信頼関係はぶち壊しになってる可能性が高いです。
その原因の大半はあなたにあると考えられます。
とはいえ、人はそう簡単に性根が変わるわけでもないので、そこは気が向いたら自省してみてください。
大量の宿題を親に怒られながらやり、正論で説教される身にもなってあげてください。
そんなことをして数学が好きになれるのか考えてみてください。
それでも、どうしてもわからないというなら取り返しがつかなくなる前に手を引く事をお勧めします。投稿日時:2014-03-31 19:21:59
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