家庭教師お悩み相談情報

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動詞・形容詞、主語の問題

投稿者:安部 知子

“食べ過ぎると体に毒です。”の文の動詞は“食べ過ぎる”でよいのでしょうか?
“僕にはやる気があるが、あの子にはやる気がない。”の文の形容詞は“ない”ですか?
“あそこにいるのがうちの母です。”の文の主語は“いるのが”でよいのでしょうか?

投稿日時:2013-12-26 09:55:38 - 回答数:6

回答

  1. NO IMAGE

    投稿者:をこのもの

    英語と混同している先生が多いようですが・・・。
    日本語と英語は文法体系が 異 な り ま す。

    「国語」の問題であるならば「国文法」に従って解釈を行ってください。
    以下、国文法での説明をします。

    “食べ過ぎると体に毒です。”の文の動詞は“食べ過ぎる”でよいのでしょうか?

     「動詞」というのは日本語では10種類ある単語の分類「品詞」のひとつです。
     こういった設問の場合は、まずは課題文を「品詞」に分解させるところから始めます。

     食べ過ぎる(動詞)
      食べる+過ぎるの複合動詞。これはここまでで説明されている通りです。
     と(助詞)
      確定条件の接続助詞。ですが、中学生相手なら「活用しない付属語だから助詞」で十分です。
     体(名詞)
      名詞はものの名前。説明の必要はないでしょう。
     に(助詞)
      目的・場所の格助詞。これまた「助詞」で説明は十分。
     毒(名詞)
      「体」に同じ。
     です(助動詞)
      断定の助動詞「です」の終止形。「ない」をくっつけて活用するので「助詞」ではなく「助動詞」です。

     学校の授業はここまでやります。
     辞書片手でも誠実に教える先生と、うろ覚えの国文法で大間違いを教える先生。
     どちらも微妙ではありますが…さて、どちらが信頼されるでしょう?


    “僕にはやる気があるが、あの子にはやる気がない。”の文の形容詞は“ない”ですか?

     これも品詞分解。

     僕(名詞)
     に(助詞)
     は(助詞)
     やる気(名詞)
     が(助詞)
     ある(動詞)
     が(助詞)
     あの(連体詞)
     子(名詞)
     に(助詞)
     は(助詞)
     やる気(名詞)
     が(助詞)
     ない(形容詞)

     というわけで、形容詞は「ない」しかありません。

    “あそこにいるのがうちの母です。”の文の主語は“いるのが”でよいのでしょうか?

     さて、ここからは「主語」という聞き方になりました。
     「主語」は先ほどまでの「単語の種類=品詞」とは異なり、「文節の働き=文の成分」のお話になります。

     文の主体となっている文節、および連文節を「主語・主部」と呼びます。
     基本的には「は、が、も」を目印に探させるのがセオリーですね。

     先ほどとは違い「文節」の話になりますので、分解は文節単位でOKです。
     文節に区切る際は「ネ」を挟んでいくのが効果的です。「サ、ヨ」でもいいですね。

     あそこに ネ いるのが ネ うちの ネ 母です ネ

     このような形で切ることができます。
     しかし、既に指摘されていますが「いるのが」が主語では不自然ではないか?ということ。
     この指摘、正しいです。

     それぞれの文節を解説すると

     あそこに (連用修飾語)
     いるのが (主語)
     うちの (連体修飾語)
     母です (述語)

     という形です。
     あそこに は いるのが の「いる」を詳しくしていますので、この二つは別々の文節ですが「修飾・被修飾」の関係でつながっています。
     つながっているものを別々にとらえようとすれば違和感が出るのは当然。
     よって、この場合は「主語」というよりは「主部」として
     「あそこにいるのが」と答えるのが最もベターな答えだと思われます。


     どんな文章が出るのかわからない国語の中で、感じと並んで暗記で対処できる国文法。
     どうにも疎かにされているようで国語専門としては悲しい限りです…。

    投稿日時:2014-04-02 01:54:38

  2. NO IMAGE

    投稿者:丸井 寛也

    英語に直して考えてみるとすぐおわかりいただけるかと思います。
    日本語よりも品詞の区別が明確なので、
    今後の指導の参考にもしていただければと思います。

    ①“食べ過ぎると体に毒です。”の文の動詞

    “食べ過ぎる”ではありません。
    日本語での言い換えでいえば、
    「食べ過ぎることは体にとって有害である。」
    といった具合になります。
    よって「食べ過ぎると」の部分が主語的扱い
    (文法的には、は・が・も・こそ・・・がないとだめですが)

    毒です→毒である、となるので
    「ある」が状態を表す動詞になります。
    これは英語のbe動詞の役割と一致していますね。



    ②“僕にはやる気があるが、あの子にはやる気がない。”の文の形容詞
    「やる気」という名詞に「が」がついているので、これは主語です。
     ①で説明したとおり「ある」「ない」は動詞なので、形容詞はありません。
    もしどうしても形容詞を指摘する必要があるなら、
    出題者のミスではありますが「やる気がある」と「やる気がない」です。


    ③“あそこにいるのがうちの母です。”の文の主語

    “いるのが”ではあまりに中途半端です。
    「いる」は動詞ですから、動詞と付属語のまとまりでしかないです。

    「あそこにいるのが」を主語とするべきでしょう。
    言い換えると「あそこにいる人が」となりますね。


    日本語での言い換えをまずは試みて、
    その上で品詞の区別がつかなければ英語で考えれば
    おわかりいただけるかと思います。

    ただ、今回の場合は例文があまりにずさんですから、
    もしかしたら学校の先生が自分でおつくりになったのではないでしょうか。

    投稿日時:2014-03-31 01:56:04

  3. NO IMAGE

    投稿者:R

    「次の文中の指定の品詞を指摘せよ」という、中学生の国語の文法の問題だと推定して助言します。

    >>“食べ過ぎると体に毒です。”の文の動詞は“食べ過ぎる”でよいのでしょうか?
    それで正解です。
    「食べ過ぎる」は「食べる」と「過ぎる」が合わさってできたものです。ただ、
    「過ぎる」は「補助動詞」ではありません。(補助動詞は「食べている」の「いる」のように、連文節の従属文節となる動詞を指す。)
    「食べ過ぎる」は動詞「食べる」と動詞「過ぎる」が合わさってできた複合動詞です。複合動詞は「単語」ですので「食べる」と「過ぎる」を個別に単語とは認定しません。

    >>“僕にはやる気があるが、あの子にはやる気がない。”の文の形容詞は“ない”ですか?
    それで正解です。
    「ない」には助動詞や補助形容詞もありますが、ここでは通常の形容詞として使われています。

    >>“あそこにいるのがうちの母です。”の文の主語は“いるのが”でよいのでしょうか?
    それは間違いです。
    「あそこに」が「いる」を連用修飾したものを「の」で承けて体言化していますので、「あそこにいるのが」が主語になります。そう考えないと「あそこに」の行き場がなくなります。

    投稿日時:2013-12-28 08:58:23

  4. NO IMAGE

    投稿者:お子ちゃまは嫌い!

    さきほどの解答、英語か日本語か分からず、英語について??かと勝手に思い、解答させて頂いてます。それでも参考になればと思います。

    投稿日時:2013-12-26 14:27:23

  5. NO IMAGE

    投稿者:お子ちゃまは嫌い!

    お世話になります。

    食べ過ぎる事は=to不定詞か動名詞で主語にするか、仮主語itでto不定詞を使うかですよね。

    述語は毒です。なので、毒です=有害だと捉えて、有害なという形容詞を使うのもいいと思います。

    やる気があるないは、やる気を持っている持っていないと捉えれば、持っているは動詞で、持っていないはその否定ですね。形容詞はありません。
    意欲的であると捉えれば、意欲的なという意味の形容詞使うこともできると思います。

    あそこにいるのが、というのは、あそこにいる人(女の人)と捉えられますから,主語は人(女の人)ですね。述語は母ですとなります。関係詞などで、あそこにいるを表現すればいいですね。

    例えば、書いてみると、次のようになりますかね。
    英語専門ではありません(数学専門です。)けど、参考になればと思います。

    It is harmful to eat too much.

    Though I am highly motivated, that child is not highly motivated.

    The lady who is there is my mother.

    投稿日時:2013-12-26 14:15:14

  6. NO IMAGE

    投稿者:ゆう

    ①食べすぎる(こと は) 体に 毒です。

    “食べ過ぎる”は“食べる”という動詞と“すぎる”という補助動詞の組み合わせです。“食べ過ぎる”は、文章全体からみるとどちらかというと主語ではないでしょうか。この文章の述語部分は 毒です ですから。


    ②“ある”は動詞です。この文章に形容詞はないと思います。

    ③“あそこにいるのが”が主語だと思います。

    こういう時こそプロのトライスタッフに聞かれてみては?
    そのために、スタッフいるんでしょ。

    投稿日時:2013-12-26 13:15:29

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