1,2年生から始めればこんなに差がつく! 就活必勝セミナー

第6回 大企業に「ブラック」があるように 中小企業に「プラチナ」は眠っている

以前、中小企業の人材確保や育成支援に関するフリーペーパーを作成したことがある。

制作にあたって、中小企業についてリサーチしたり、取材を行ったりしたのだが、「中小企業は実は宝の山だ!」という印象を強く持った。また、取材に参加・協力してくれた就活生からは「3年生じゃなくて、もっと早い時期に中小企業について知りたかった」という声も多数あったので、今回はこのことについて、書き進めていこう。

 

2012年新卒の有効求人倍率を見ると、従業員1000人以上の規模を持つ大手では0.65倍。それに対して、従業員数1000人未満の規模の企業では1.86倍(リクルートワークス研究所調査)。就職難が叫ばれる現在でも、その状況は変わっていない。これは日本の国力にとっても良くない傾向だ。

 

実は、日本の企業の9割以上は中小企業で、彼らは日本の雇用すべての7割を担い、GDPの5割以上を生み出している。中小企業というと、どうしても大企業の「下請け」というイメージが強いが、大企業が海外移転を進める中、彼らは「系列からの離脱」「下請けからの脱却」を押し進め、今ではあるニッチ市場で世界的なシェアを誇るような企業も生まれてきた。もちろん、ベンチャー企業なども中小企業にカテゴライズされる。だから決して、馬鹿にできない存在だし、実際大手をしのぐほどの企業も多数あるのだ。

 

●2割の中小企業の給与は、大企業の平均賃金を上回っている

●過去10年間のニッチ市場のイノベーションの担い手は中小企業

(特に、環境、バイオ、IT、医療、福祉などの成長分野で重要な役割を担っている)

 

……上記は、『中小企業白書』の2009年版に記載されていた中小企業についての「真実」だ。つまり、中小企業の中には大企業並みのポテンシャルを持った企業も存在するということだ。

 

 

    1. 1 2

  • 前のページに戻る

会員の方はこちら

教師番号(※教師番号がない方はメールアドレス)
パスワード

ログイン

  • 新規会員登録はこちら
  • 採用お祝いポイントプレゼント!
  • 掲載希望の企業様へ 是非徒も貴社の広告宣伝、求人活動にご活用ください。