1,2年生から始めればこんなに差がつく! 就活必勝セミナー
第5回 就活の都市伝説、ウソ・ホント!?
──自らの情報回路をチェックしよう
NTTレゾナントが2010年に「gooリサーチ」にて実施し、結果をランキングとして公開した「思わず信じてしまう就職活動の都市伝説」 という調査がある。
ランキングのベスト10は以下のとおり。
1位 顔採用は存在する
2位 面接会場の待合室に社員が学生として紛れ込んで偵察をしていることがある
3位 一度説明会をドタキャンすると二度と予約できなくなる
4位 説明会予約の時点から学歴フィルターが存在する
4位 証明写真がスピード写真だと選考に落ちる
6位 体育会系の学生は就職に強い
7位 人事が優しいのは落ちる前兆
8位 グループディスカッションでは司会をやった方が受かる確率があがる
9位 OB・OG訪問の内容はひそかに人事に伝えられている
10位 最終面接前に身辺調査が入る企業がある
どうしてもギスギスしやすい就活を「都市伝説」という切り口で語るとは! このユニークな調査、就活を「楽しむ」とか「ちょっと軽くする」という視点から言うと、とても素晴らしいもの。こういう余裕は就活では重要だ。拍手を送りたい。
だが、キミたちにとって、より切実で重要なのは、この都市伝説の「真偽」だろう。この調査についての答えは企画・実施した企業からは用意されていない。ブログや掲示板でこの調査を取り上げている人もいるので、参考にしてもいいが、それらが決定的な根拠で語られているわけでは決してない。
なぜならこれは「都市伝説」なのだから、真偽は闇の中なのだ。(笑)
じゃあ、キミたちはどうやってこの「都市伝説」の真偽を判定する? それが今回のコラムの本題だ。
なぜ、こんなことをあえて取り上げているかというと、キミたちの持つ情報回路があまりにも狭く、客観性・信頼性に欠けていると気づくエピソードに、しばしば出会うからだ。そういう意味では学生の間では「都市伝説」は「正しいもの」として生きている場合がある。次ページに記した事例について考えてもらいたい。「そんなことはない」と笑えるだろうか?
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