就活マナー&タブー集
立ち居振る舞いのマナー(2)入退室のマナー
基本の姿勢と挨拶をマスターしたら、それを面接の入退室の流れに沿って実践できるようにトレーニングしよう。本番でいきなりできるものではないので、第三者を交えた面接練習で自分の立ち居振る舞いを客観的に把握し、身につくまで繰り返し訓練することが大切だ。
入退室のマナーは「流れ」で覚える
【入室の流れ】
①ドアを2回ノックして「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と挨拶をしながらドアを開けて入室。ドアに向き直ってきちんと閉める。
②面接官の方を向いて「よろしくお願いします」と挨拶し、一礼(敬礼)。
③座席まで進み、カバンを指示された場所か足元に置いてからイスの左側に立つ。学校名・学部名・学科名・氏名を名乗り、再び一礼する。
④イスに座るよう指示を受けたら、「失礼します」と言って着席(前頁の【座り方】参照)。
【退室の流れ】
①面接終了を告げられたら、「ありがとうございました」とお礼を言って会釈する。ここは座ったままでOK。
②イスの左側に姿勢を正して立ち、「失礼いたします。よろしくお願いいたします」と挨拶し、一礼(最敬礼)する。
③カバンを持ってドアの前まで行ったら、面接官の方へ向き直り、「失礼いたします」ともう一度挨拶して一礼。
④ドアを開け、閉める前に一礼。静かにドアを閉めて退出する。
覚えておきたいその他のマナー
・約束時間の10〜15分前には会場に到着するようにする。遅刻やキャンセルは厳禁だが、やむを得ない場合は、必ず事前に連絡を入れること。
・控え室ではカバンを足元に置き、おしゃべりせずに静かに待つ。キョロキョロするのも×。
・相手の目を見て話すのが基本とはいえ、あまりじっと見ると睨んでいるように受け取られてしまうこともある。視線は相手のネクタイの結び目あたりに定めよう。
・表情はにこやかに、自然な笑顔を心がける。話し方は早口にならないように滑舌よくはっきりと。
・集団面接などでは他の人の発言にも関心を持ってきちんと耳を傾け、ときには相づちを打つなどの反応を示そう。自分が話すことばかりに集中していると、コミュニケーション能力や協調性に欠ける人材だと判断されてしまうことも。