就活マナー&タブー集
立ち居振る舞いのマナー(1)姿勢と挨拶
限られた時間内で相手を見極めるために、面接官が重点を置くのが第一印象。その第一印象を大きく左右するのが、姿勢や挨拶、入退室のマナーだ。これらのマナーがきちんと身についていれば相手に好印象を与えるだけでなく、落ち着いて自分を表現することができる。基本的な立ち居振る舞いのマナーは必ずマスターしておこう。
正しい姿勢は、立ち居振る舞いすべての基本
【立ち方】
・背筋をピンと伸ばし、お腹に軽く力を入れ、肩の力を抜く。
・あごは軽く引く。あごを引きすぎると自信なさげに、上げすぎると偉そうな印象になるので注意。
・両足をそろえ、かかとをつけて立つ。
・手は指先をそろえて前で重ねるか、体の線に沿って自然に下ろす。
【座り方】
・背筋を伸ばし、背もたれから握りこぶし1つ分ほど空けて腰掛ける。
・男性の場合、足を肩幅程度に開き、両手は膝の上に置いて軽く握る。女性の場合は膝とかかとをつけてそろえ、手は指先をそろえて腿の上で重ねる。
・テーブルがある場合は肘をつかない。足を組むのも厳禁。
【お辞儀の仕方】
・ 背筋を伸ばし、両手を前に合わせ、姿勢を正した状態で相手の目を見る。
・ 目線を下げ、腰から上半身を前方へ倒す。傾き15度の場合は「会釈」、30度の場合は「敬礼」、45度の場合は「最敬礼」となる。
・ 一呼吸おき、上半身を起こして相手の目を見る。
挨拶は、まず「自分から」
・挨拶は先手必勝。相手に「される」前に自ら進んで「する」のが基本。
・姿勢を正し、きちんと相手の目を見て「よろしくお願いします」「ありがとうございました」など元気よくはっきりと挨拶してから一礼(敬礼)すると好印象。首だけを下げた会釈や、お辞儀をしながらの挨拶、ボソボソとした話し方は、だらしない印象を与えるためNG。
・きちんとした挨拶ができているかどうかは、自分ではなかなか判断しにくい。お辞儀の角度や声の大きさなど、第三者にチェックしてもらうのがベスト。
・人事担当者だけでなく、受付の際にも挨拶を忘れずに。会社内で社員とすれ違った場合には軽く会釈をしよう。