エントリーシート・履歴書の書き方 【基本編】
履歴書の書き方 ~ 自己紹介
自己紹介は簡潔にわかりやすく
履歴書の自己紹介欄は、採用担当者に「自分がどのような人間なのか」を伝える重要な部分。面接で話題になる可能性も高いため、「会ってみたい」と興味を持ってもらえるような情報を盛り込みたい。とはいえ、ウソは禁物! 特に目を引くような内容でなくても、自分らしい表現を工夫し、読みやすく簡潔に書くことで印象はアップする。以下に紹介するポイントや回答例を参考に、読み手の印象に残る履歴書を作成しよう。
自己紹介欄の作成ポイント&記入例
免許・資格
資格や免許の正式名称を、取得年月順に書く。面接で聞いてほしい資格や特技は積極的に書こう。また、取得を目指しているものがあれば記入するとよい。ただし、難易度や点数が極端に低い資格など、触れられたくないものはあえて書かない方が得策だ。
〈例〉普通自動車第一種運転免許(平成●年●月取得)
実用英語技能検定2級(平成●年●月合格)
得意科目・研究課題
得意な科目、ゼミナールや卒論のテーマについて、相手にわかりやすく簡潔に説明する。
〈例〉[ゼミナールの研究テーマ:インターネットとコミュニケーション]
インターネットによるコミュニケーションが現実の人間関係に与える影響や、利用者である私たちの意識の変化を調査・分析し、ネットワークと人との関係性を研究しております。
課外活動
学業以外で力を入れたことを記入。特に指定がなければ部活、サークル、インターンシップ、アルバイト、ボランティアなどテーマは自由。最も企業へのアピールとなる経験を選び、活動内容や努力した点、成果や学んだことを具体的に述べよう。
〈例〉[フリーペーパーサークルの活動(定例会議週1回、年4回発行。大学1年生〜現在)]
企画・編集だけでなくスポンサー・設置協力店探しにも力を入れました。店舗への飛び込み営業や企業訪問を繰り返した結果、5000部だった発行部数を1万部にすることができました。
趣味・特技
特に目を引くような趣味や特技でなくても、例えば映画鑑賞なら月に観る本数やジャンル、スポーツなら継続年数や級・段など、具体的な数字やエピソードを入れることで印象は強まる。面接での質問を意識し、聞いてほしいものを積極的に書こう。
〈例〉[趣味]雑誌読み比べ(ジャンルを問わず、月刊誌・週刊誌合わせて月10〜15冊)。
自身の特徴
自分の長所と、それがわかる具体的なエピソードを記入する。欲張らず特徴は1つに絞った方が効果的。
〈例〉「常にバイタリティを失わない」ことです。困難にぶつかったときにも意気消沈することなく、結果が出るまで諦めずにトライします。
志望動機
内容はエントリーシートと同じでもOKだが、短くまとめること。曖昧な表現、月並みな言葉は避け、その企業に魅力を感じた理由を具体的に説明し、仕事でどのように貢献していきたいかを書こう。
〈例〉雑誌と連動したウェブサイトの立ち上げや電子書籍への参画など、紙媒体とデジタルメディアを結びつけるクロスメディア事業を推進し、業界をリードする貴社の先進的な姿勢に魅力を感じました。「質の高い出版物を、営業として活字・デジタルの両面から広く人々に提案したい」という強い思いのもと、志望いたしました。