目的をしっかり持って行おう! ━「OB・OG訪問」
OB・OG訪問当日のマナー&訪問後の注意点
OB・OG訪問は、リクルートスーツを着ること、自己紹介、挨拶、ビジネスパーソンとの会話……どれもマナーを体得し、場数を踏むための大事な経験となる。そのことを常に頭に置いて、失礼のない対応を心がけよう。また、OB・OG訪問は「行けば終わり」というものではない。そこで経験したことや学んだことを今後の就職活動に活かすためには、訪問後の行動が重要だということを忘れないでほしい。ここでは、訪問当日のマナーや、訪問後の注意点を紹介しよう。
OB・OG訪問当日のマナー
時間を守る
急なキャンセルや日時の変更、遅刻は問題外。約束の時間に間に合うよう、ゆとりを持って行動を。
身だしなみに気をつける
リクルートスーツを着用し、身だしなみには十分気をつけること。ゼミ、サークルの先輩などにインフォーマルな機会で会う場合はそれほど気をつける必要がないが、フォーマルな場所での面会の際は注意。TPOをわきまえることが必要だ。
常にOB・OGへの礼儀を示す
まずはきちんと名乗って挨拶を。最初と最後には、時間を取ってもらったことへの感謝の気持ちを忘れずに伝えよう。また、飲み物などを注文する際は相手と同じものか、若干安めのものを注文するといいだろう。会計はOB・OGが支払ってくれる場合が多いが、自分が出すつもりで臨むこと。ごちそうになった場合は、きちんとお礼を言おう。
会話のキャッチボールを心がける
作成した質問リストに沿って機械的に聞いていくのではなく、会話の流れを考えて質問するようにすると、話も広がる。突っ込んで聞きたい話が出てきた場合は遠慮せずに聞く、質問の答えに対して自分が思ったことを伝えるなど、会話のキャッチボールを心がけよう。もちろん、受け答えは明るくハキハキと。ただし、リラックスのしすぎはNG。相手は志望企業の社員であり、人事に直結している場合もある。謙虚な姿勢とマナーを忘れないようにしよう。
メモをとる
学んだことを志望動機の作成などに活かすために、話の要点や重要なポイント、印象に残ったことはメモをとろう。
時間内に終わらせる
面会時間は1時間以内程度が目安。相手は忙しい社会人なのだから、あまり時間をオーバーしないように注意すること。
OB・OG訪問後の注意点
学んだことをまとめる
OB・OGの話から学んだことは、その日のうちにノートにまとめておこう。メモを見ながら話の内容や印象に残ったことを詳しく書き出しておけば、自分だけの大事な資料としていつでも就職活動に役立てることができる。
お礼状を出す
訪問後は速やかにお礼の手紙かメールを出そう。忙しい中時間を取ってくれたことへの感謝の気持ちはもちろん、OB・OGの話を聞いて感じたことや勉強になったことなどを具体的に書くこと。
進路の報告をする
そのOB・OGの在籍する企業に就職するかどうかに関係なく、お世話になった相手には選考結果や進路をきちんと報告するのが礼儀。出会いを大切にするという意味でも、これは大事な行為だ。就職先(内定)が決まり就職活動が終了したら、お礼と報告を兼ねた手紙やメールを出そう。