目的をしっかり持って行おう! ━「OB・OG訪問」

OB・OG訪問の事前準備

OG・OBにアポイントメントが取れたら、すぐ事前準備に取りかかろう。「連絡をくれたときはあんなに熱心だったのに、会ってみたら企業研究すらしていないなんて……」と先輩をがっかりさせてしまっては台無し。企業によってはOB・OG訪問の詳細を報告するシステムになっているところもあるのでしっかり準備したい。

 

OB・OG訪問前に準備しておくこと

企業研究をする

OB・OG訪問の一番の目的は、会社案内や説明会では得られない情報を得ること。資料やホームページを調べればわかるようなことを質問していたのでは意味がない上、忙しい中時間を割いてくれた先輩に対しても失礼にあたる。訪問するOB・OGが在籍する会社や業界については、事前にしっかりと把握しておこう。さらに新聞やニュースサイトなどで最新情報をチェックしておけば万全だ。

 

質問リストを作成する

限られた時間を有意義なものにするために、聞きたいことはリストにしてまとめておくこと。一問一答形式や、相手が答えに困るような漠然とした聞き方は避け、具体的な答えを引き出せるような質問を考えよう(質問内容については後述)。質問リストができ上がったら、おもな質問事項はあらかじめ先輩OB・OGにメールでお送りしておくといいだろう。そうすれば、先輩も話す内容を事前に準備しておくことができるし、後輩としての心遣いや礼儀も伝わる。ただし、先輩相手の負担となったり当日の臨場感が失われるほど、細かな質問まですべて送る必要はないので注意してほしい。

 

志望動機や自己PRをまとめる

OB・OG先輩からアドバイスをもらうために、訪問企業に対する志望動機や自己PRなどは簡潔に話せるようにまとめておこう。履歴書を持参し、時間に余裕があれば、内容に目を通してもらうとその企業に適した的確なアドバイスがもらえるだろう。

 

待ち合わせ場所チェックと緊急連絡先の交換

社内で行う面会する場合もあれば、社外の喫茶店などで行う会うこともある。事前に待ち合わせ場所の地図や路線検索をして、プリントアウトしておこう。また、事前に携帯など連絡先の交換をしておくとけば、万が一のとき時にも安心だ。

 

OB・OG訪問の質問内容

具体的な仕事内容や社風、社内の雰囲気や職場環境、説明会では質問しにくい制度や待遇面、女性や若手が活躍できる環境の有無、OB・OGの就職活動体験談など、「自分が本当に知りたいこと」を聞くのが一番。ただ、訪問する相手のキャリアによって質問の内容は変えること。例えば、入社1~2年のOB・OGなら就職活動の最新情報や注意点、具体的な採用選考の方法など。入社4~5年の先輩なら仕事のやりがいや大変さ、職場の雰囲気など。もっとキャリアを積んだ方なら、今まで経験した部署、他社にはないその会社の強み、今後の事業展開などについて聞いてみるといいだろう。

 

注意してほしいのは、給与や休暇、残業時間に関する質問。これらの質問に固執したりストレートに聞きすぎると、相手に「待遇のことばかり聞いて、本当に仕事をしたいの?」「会社に貢献したいという気持ちが薄い」などと思われかねない。どうしても知りたい場合は、他の質問が終わった後に聞き方を工夫して質問するようにしよう。例えば、「給料はいくらですか?」「残業はありますか?」などと直接的に聞くのではなく、「もし御社に入社できたら長く働きたいと思うのですが、仕事に対する評価は給与に反映されるのでしょうか?」「1日のスケジュールを教えてください」「忙しい時期には、遅くまでお仕事をされることもありますか?」といった言い回しに変えるといいだろう。

 

 


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