目的をしっかり持って行おう! ━「OB・OG訪問」
「OB・OG訪問って、行った方がいいのかな?」「本当に役に立つの?」━━就活で「必ず行かなくてはならない」という活動ではないだけに、「行く」「行かない」で迷いがち。しかし、OB・OG訪問は実際に企業で働く先輩から生の情報を得る絶好のチャンス。本当に入りたい企業があるのなら、この機会を積極的に活用しなくてはもったいない! 就職Gateでは、OB・OG訪問の必要性やアポイントメントの取り方、訪問前の準備、訪問の際の注意点などを詳しく解説。思い悩む前に、まずは一読!
OB・OG訪問の必要性は?
「どんなことに役立つのか」「いつ訪問すればいいのか」といった具体的な内容が知られていないため、迷っているうちにOB・OG訪問の機会を逃してしまう学生は少なくない。貴重な機会を有効に活用するためにも、まずはOB・OG訪問の必要性や訪問時期について、疑問点をクリアにしておこう。
OB・OG訪問とは?
OB・OG訪問とは、自分の志望する会社の雰囲気や実際の仕事内容といった「生の企業情報」を手に入れるために、志望企業で働く先輩を訪ねて話を聞くこと。
企業研究における情報源には、就活サイトや企業ホームページ、会社案内や説明会など、いろいろなものがある。ただ、参考にはなるものの、これらは企業が外部の人間に向けて用意した、いわば「表向き」の情報。そうしたオープンな情報からは読み取れない企業の情報を知ることができるのがOB・OG訪問なのだ。
また、おもに自校の卒業生を訪問することからOB・OG訪問と呼ばれるが、必ずしも同じ大学の先輩である必要はない。企業で働く社会人はすべてOB・OG訪問の対象であると考えよう。最近ではFacebookなどのSNSを利用してOB・OB訪問が実現するケースもある。
OB・OG訪問はなぜ必要?
企業研究に役立つ
自分の志望企業で実際に働く人に接することで、その会社の社風や雰囲気、日々の業務などについての生の情報を得ることができる。それにより、「その会社に入ったら自分はどんな風に働くのか」「本当に自分に合った会社なのか」ということを明確にイメージすることができるため、企業選択はもちろん、志望動機を固めることにも役立つ。
面接・エントリーシート対策に有効
先輩の就職活動について話を聞いたり、志望動機や自己PRについてアドバイスをもらったりすることで、面接やエントリーシート対策に活用できる。
OB・OG訪問の時期
訪問時期に決まりはないが、「先輩に何を聞きたいのか」によってOB・OG訪問に適した時期は異なる。自身の目的に合わせ、以下の3つの時期のいずれかに訪問するといいだろう。
就活解禁以前
就職活動を具体的にイメージし、心構えや準備すべきことなどを明確にしたいなら、就職活動が本格的にスタートする前にOB・OG先輩を訪問するといい。ただし、これはゼミ、サークル、アルバイトなどで日頃親しくしている先輩限定。進路が絞れていない段階で面識のない先輩社会人を訪問することは失礼にあたるので注意しよう。
就活解禁初期
自己分析や業界研究が進み、ある程度、自分の進路が見えてきたら、興味のある業界や・職種に絞ってOB・OG先輩を訪問するといい。ただし、企業の繁忙期である年末は避けるか、相手の都合のいい日時・場所を最優先すること。実りある時間にするために、また、時間を割いてくれた先輩への礼儀として、その業界や職種についての下調べは必ず行おう。
エントリーシート提出時期
志望度の高い企業について先輩から具体的な話が聞きたいなら、エントリーシート提出のピークであり、面接選考を控えたこの時期の訪問がベスト。ただし、年度末の2~3月は企業が1年を通じて最も忙しい時期です。相手の都合のいい日時・場所に合わせる配慮を忘れずに。都合のいい日時を先輩に確認すること