業界勢力図 旅行・ホテル
ホテル ~ 鉄道・航空・ビジネス系はそれぞれの戦略で事業強化を図る
ホテル業界主要企業&最新動向(鉄道系・航空系・ビジネス系)
●鉄道系
プリンスホテル(西武グループ)、JR東日本ホテルズ(メトロポリタン、メッツなど)、都ホテルズ&リゾーツ(近鉄子会社)、阪急阪神第一ホテルグループ(宿泊特化型の新ブランド「レム」など)、東急ホテルズ(ザ・キャピトルホテル東急など)、京王プラザホテル(西新宿の超高層ホテルなど)
●航空系
JALホテルズ(ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティなど。2010年よりホテルオークラが筆頭株主)、IHG・ANAホテルズ(インターコンチネンタル、ANAホテルなど)
●ビジネス系
東横イン、ルートインジャパン、アパホテル、ワシントンホテル
訪日観光客や日本人観光客の取り込み、大型ホテルの開業、リブランド、海外進出など、各社はそれぞれの戦略で事業の拡大を図っている。
プリンスホテルはアジアからの訪日観光客の取り込みを強化中で、中国の不動産最大手と提携して同国最大級のスキーリゾート開発に参画。2013年にはタイで現地の旅行業者向けのセミナーや商談会を開催し、タイ人客の倍増を目指している。一方、東横インは2008年より韓国でホテル事業を展開しており、2014年にはカンボジアでの開業を予定している。
都ホテルズ&リゾーツは外資系高級ホテルの米マリオット・インターナショナルと提携し、2014年に大阪・阿倍野の超高層複合ビル「あべのハルカス」に両ホテルのダブルブランドによる大阪マリオット都ホテルのオープンを予定。IHG・ANAホテルズは稚内全日空ホテルをリブランドし、ANAクラウンプラザ稚内として2014年開業。アパホテルは2015年に新宿・歌舞伎町に都内最大級のビジネスホテル、アパホテル歌舞伎町タワーの開業を予定している。
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