業界研究  造船重機・プラント・工作機械

高い技術力で国内外の産業や社会に貢献

業界トピックス

世界最新鋭の「エコシップ」で競争力強化へ

国内造船メーカーは、世界をリードする省エネ技術を活かした「エコシップ」の開発・受注に力を入れている。波や風の抵抗を受けにくい形状、効率性を高めたプロペラ、燃焼効率に優れたエンジン、太陽光や廃熱などを使った発電システム、蓄電池を用いた給電システム、二酸化炭素の排出量が比較的少ないLNGの燃料化など、各社は最新鋭の技術を駆使して燃料消費量、二酸化炭素排出量の大幅削減を目指しており、すでに販売体制に入っている船舶もある。国際的な環境規制の導入が追い風となり、エコシップが中国・韓国勢に打ち勝つ切り札となるか、注目が集まっている。

 

プラント建設にも活かされる日本の環境技術

世界的に環境意識が高まる中、経済と環境の両立を図る環境配慮型インフラは、今後需要の盛り上がりが見込める期待の分野。プラント各社は、廃棄物の処理・リサイクル、土壌・地下水の浄化、自然エネルギーや廃熱などを活用した省エネシステムなど、環境に配慮したプラントの建設や技術開発に力を入れている。廃棄物処理施設、リサイクル施設、新エネルギー施設の建設などで、PFI事業(公共施設などの建設、維持管理、運営に民間の資金や能力、ノウハウを活用すること)に積極的に取り組んでいる企業も多い。

 

産業用ロボット分野で新興国開拓が本格化

産業用ロボット市場は、東南アジアや中国などの新興国を中心に緩やかに拡大中。近年は介護、家事、警備といった非産業分野でも実用化に向けた取り組みが広がっており、国内外での多用途展開が期待されている。ロボット生産で世界最先端の技術を誇る日本の工作機械メーカーは、需要増が見込める新興国市場の開拓を推進。海外工場の稼働や国内工場の生産能力引き上げなど、生産体制の強化に取り組んでいる。

 

 


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