ここが重要ポイント! 女性の就活

女性の就活は、雇用機会が均等に与えられるようになった今でも、男性と全く同じというわけにはいかない。結婚―育児―出産……就職を終えた後でも、女性には変化が起きる要素が多いからだ。「理想の人生を実現するためにどのような就活をしたらいいか」をより深く考えねばならない女性。ここでは女性が就活でしっかり考慮すべきポイントをご紹介しよう。

 

大切なのは「キャリアビジョン」

女性の就活で男性と最も異なるのは「キャリアビジョン」、つまり、自分の人生の中で仕事をどう位置づけ、今後訪れるだろう結婚、出産、育児などとの優先順位をどうつけるかを、しっかりと考える必要があること。もちろん、就活では必要な自己分析(強み、弱み、適性)、志望動機(マッチング)といった作業もマストだが、それ以上に、この「キャリアビジョン」を明確にすることを意識してほしい。以下、具体的なポイントを記そう。

 

仕事は自分の人生にとって、どういう位置づけか(優先順位は)?

結婚、出産、育児、パートナーのことなども踏まえ、仕事が自分にとってどういうものか、その重要度、優先度をある程度明確にしておこう。

面接が最終段階に近づくにつれて、面接官から「結婚したらどうしますか?」といった質問が出る。企業としては、新卒採用は大きな投資で、結婚によって退職されたりすると、その投資はすべて水泡に帰す。自分の仕事に対する姿勢を明確にしておくことは企業に対しての誠意でもある。
キーワードは、「力を発揮したい」「結婚・出産と両立したい」「家庭重視」「育児後復帰」などなど。

 

各年代で、自分はどうしていたい?

仕事の位置づけがある程度イメージできたら、20代、30代、40代、50代、60代……各年代で、自分がどういう生活や人生を歩んでいたいかをイメージしておこう。それらを客観化することで、あなたの歩みたい道が明確になるとともに、マインドセット(覚悟)がはっきりとする。

「今からイメージできない」という人は、各年代において「素敵」と思う女性(それは文化人、芸能人、先輩など誰でもいい)を20~60代に分けてメモをしておき、その人たちのどこに惹かれるのかを分析すると、自分が潜在的に思い描いている理想の人生像に近づける。

 

現時点での「ベスト」でいい

人の考え方や行動は経験や他から受けた刺激によって変化するため、今すべてを決めることができないのは当然だ。だから、キャリアビジョンを考える際は「現時点のベスト」を模索する形にしよう。半年後に「ベスト」は変化するかもしれないが、「現時点のベスト」を考えることで、常に自分の人生やキャリアを意識する習慣がつく。また、常に意識をしていれば、変更・修正する際もどう動けばいいかが明確になりやすい。あわせて、主体的に人生をとらえ、自分が選択したことを行う際の「覚悟」もしっかりとする。自己分析同様、この習慣は将来にわたって有用で、人生を豊かにしてくれる。

 

 


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