面接の極意

面接の練習法

面接は「習うより慣れろ」を心掛けよう

面接は「習うより慣れろ」を心掛けよう

その場の一発勝負だけに、緊張感の高い面接。面接のマナーを学んでおくことは大事だが、それがどれだけ頭の中に入っていても、実際の面接では緊張のあまりまごついてしまったり、マニュアル通りに事が進まなかったりすることもある。そんな不測の事態にも対応できるよう、事前に準備をすることができれば安心。ここでは、事前にできる面接の練習法をご紹介しよう。

 

面接は「習うより慣れろ」

面接は実際に経験して慣れることが一番だと多くの就活の先輩たちが語っている。そのためには、練習は当然として、とにかく本番の「場数」を踏むことが重要。本命企業の面接の前に、腕だめしとしていくつかの企業の面接を受けられるようプランするといいだろう。希望業種や職種でなくても、早めにエントリーして実際に面接を受けられる機会を多く持つようにし、実地訓練を積もう。そういう経験をしていくうちに面接官の思っていることが理解できるようになり、自分のミスにも早い段階で気づき、修正できるようになっていく。要は「習うより慣れろ」だ。

 

 

年上の人と接する多くの機会を

年上の方たちと多く接する機会のある学生は、自然と敬語やマナーが身に付いているものだ。実際に社会人と接することで、自分の考えや興味、長所や弱点などもはっきりとしてくる(もちろん、そういうことのよりわかる接し方をしているとなお良い)。趣味やアルバイトなど、どんな機会でもいい。年上の人と多く接する場を積極的に持とう。

 

ここで肝心なのがOB・OG訪問だ。就活の際、一番身近な先輩や社会人と少人数で合える絶好の機会。OB・OGは学生を大変歓迎してくれることが多い。「貴重な話を伺った上にご飯までごちそうになった」といった話を就活の先輩たちから良く聞く。こういったチャンスを逃すことはない。ゼミでもサークルでもバイト先でも、どんな糸口でもいい。極端に言えば友達の紹介などでもいい。また希望業種や希望職種だけでなくとも構わない。多くのOB・OGに会えるチャンスを決して逃さないようにしたい。OB・OGに会うことは業界研究や実際の現場の声(本音)、説明会などでは知り得ない情報も手に入れることのできる貴重な体験。この機会を面接の事前準備と位置づけ、「疑似面接」として積極的に活用しよう。

 

模擬面接の利用

毎年、就職シーズンに入ると、学校のキャリアセンターや、(有料、無料を問わず)就活イベントやセミナーなどで「模擬面接」を行うミーティングが実施されることが多い。こういう機会をうまく利用してみよう。特に自分の志望動機や自己PRなどに不安のある学生には、こういった客観的な場に参加することをおすすめしたい。各学校のキャリアセンターや、インターネットでの「模擬面接」検索などで、模擬面接開催の情報は手に入るはず。

「そこまで大仰にしなくても」という人には、友人同士で集まって「模擬面接」を互いに行うことをおすすめする。友人同士でチェックしあうことでも自分に欠けているところが客観的にわかるものだ。

 

VTRで録画

面接の事前準備として意外と効果的なのが、模擬面接のスタイルで自らの話す姿をVTRに録画して確認すること。スポーツ選手が自分のフォームチェックをするのと同様に、自分の態度や話し方、論理の進め方に至るまで、自分では気づかなかったクセを客観的に確認・修正することができる。志望動機や自己PRの内容チェックや時間配分チェックなどにも最適。

 

 


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