面接の極意
面接の順序
面接の回数や流れは企業によって異なる。以下のような順序で行われるのが一般的だが、最近では一次面接でグループディスカッションを実施する企業も見られる。また、面接の回数を増やす企業も全体的に増加傾向にある。
一般的な面接の順序と回数
一次面接(集団面接が主)
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二次面接(グループディスカッション、プレゼンテーションなど、課題を与える方式が主)
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三次面接(個人面接が主)
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四次面接(役員面接が主)
リクルーター制
面接の形式ではないが、企業の採用選考活動の1つである「リクルーター制」についても知っておこう。
リクルーター制とは、リクルーターと呼ばれる各企業の若手社員が、自身の出身校の就活生と社外で非公式に接触し、一般公募の面接前に学生をある程度選考する制度。商社やメーカー、金融などの人気企業で、優秀な学生を早期から囲い込むために利用されてきた。一時は下火となったが、最近ではパナソニックやトヨタ、高島屋など、リクルーター制を復活させる企業が増えている。また、これまでリクルーター制を取り入れていなかった業界や企業が新たに導入するケースも見られる。
対象となった学生にとっては、人事への推薦が受けられたり、詳細な企業情報を知ることができるというメリットがあるが、リクルーターによる複数回の面談(実質的な採用面接)の後、公式な人事面接が行われるため、一般公募の学生より面接回数は多くなる。