就職活動用語集
は行
【春採用】
企業が行う定期採用のこと。「定期採用」参照。
【筆記試験】
採用選考の過程で課される試験で、一般常識試験や適性検査、時事問題、業界関連問題、作文や小論文などがある。一般に採用試験の比較的初期の段階で、志望者を絞り込むために行われることが多い。
【プレエントリー】
正式なエントリーの前に企業の採用情報を入手・閲覧するため、仮にエントリーを行うこと。仮エントリーとも呼ばれる。
ら行
【リクルーター制】
リクルーターと呼ばれる各企業の若手社員が、自身の出身校の就活生と社外で非公式に接触し、一般公募の面接前に学生をある程度選考する制度。商社やメーカー、金融といった応募者の多い業界でよく利用される。一時は下火となったが、最近ではリクルーター制を復活させる企業が増えている。対象となった学生にとっては、人事への推薦や、詳細な企業情報を知ることができるというメリットがある。
【倫理憲章】
正式名称は「新規学卒者の採用選考に関する倫理憲章」。日本経団連が中心となって定める新卒者の採用活動に関するガイドラインのこと。最新の倫理検証では、新卒採用の早期化や、それによる学業への悪影響などの防止を目的に、面接や筆記試験などの実質的な選考活動については、2015年卒業・修了学年の8月1日以降に開始すること、正式内定は10月1日以降とすることなどが盛り込まれている。
2015年度入社以降の採用選考活動では、企業の採用広報活動(会社説明会の開催や就活サイトでのエントリー受付など)の開始を修了年度の3月1日以降とすることなどが新たに盛り込まれた。これにより就活のスタートが遅れるため、従来以上に学生側は短期間で密度の濃い就活をすることが求められるとともに、秋採用などのチャンスの減少や中堅・中小企業の採用活動が困難になることが危惧されている。