脚光を浴びる「グローバル人材」に乗り遅れるな!

グローバル人材に関するさまざまな誤解

ここで、「グローバル人材」にまつわるいくつかの誤解についてご紹介しよう。これを知ることで「グローバル人材とは何か?」ということについて理解が深まるはずだ。

 

「語学能力=グローバル人材」ではない

英語を流麗に話せればグローバル人材であるわけではない。もちろん、異文化とのコミュニケーションをとるには英語力が必要だが、言葉ができる以上にその語学力で伝える内容が重要となる。グローバル人材は英語が話せる上に、相手に一目置かれる「コンテンツ」(それはビジネスの造詣でも、自分の専門分野でもいい)が必要なのだ。

極端な話だが、語学ができなくても、異文化を理解し、その上でコミュニケーションし、相手にフィットした提案ができる人と、語学ができても異文化に理解がなく、したがって相手から評価されない人を比較してみると、どちらがグローバル人材かは明らかだろう。

 

 「留学=グローバル人材」ではない

留学をしたからといって、グローバル人材になったわけではない。留学先で日本人同士で固まっているなど言語道断。しっかりと異文化を吸収し、異なる価値観の人たちと議論をして親交を深めたり、自分の学ぶ専門分野で評価されるなど、プライベート、オフィシャルを問わず、留学先で他の学生や周囲の人たちと同一の基準で成果を出し、評価されなければグローバル人材とは言えないだろう。

 

 「外資系就職=グローバル人材」ではない

これは当然のことだろう。たしかに多国籍企業などグローバルな環境に身を置けば、グローバル人材には近づきやすいだろうが、日本企業、外資系企業を問わず、そこでグローバルを意識して何をし、どんな成果を残したのかということの方が重要だろう。

 

大事なのは、目的を達成すること

グローバル人材になることが重要なわけではない。グローバル人材になるのは目的を達成するためだということを忘れてはならない、自企業のその国での評価を高め、シェアをアップさせるなど、明確な目的を達成しないとグローバル人材になる意味はない、ということを理解しよう。

 

 


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