そこが知りたい! インターンシップ最新情報
インターンシップの経験を就職活動に活かすには?
採用選考への関わりの有無は別として、インターンシップの経験を就職活動に活かすことはできる。そのためには、漠然と参加するのではなく、「この機会を今後に活かす!」という高い目的意識を持って臨むことが重要だ。
例えば……、
「リアルな職場の雰囲気を味わいその企業のイメージをつかむこと」
「実際の仕事を通して自分の適正や足りない能力を知ること」
「職場の先輩から社会人としての意識や考え方、ビジネスマナーを学ぶこと」
など、企業情報や就活本を見ているだけではわからないことはたくさんある。
インターンシップの体験を通して、これらを吸収できれば、仕事に対する価値観や、今後の学生生活でやるべきことが明確になる。企業研究や自己分析に役立つだけでなく、自己アピールのポイントもクリアになり、履歴書やエントリーシートの内容に説得力が出てくることは間違いない。
また、どのように規定が変わろうと、インターンシップが学生と企業との接触の機会であることに変わりはない。企業にはインターンシップで取得した学生の個人情報を採用選考で使用しないことが求められているが、インターンシップには企業の人事部が関わることが多く、そこでの評価は確実に彼らの記憶に残る。それが就活時の採用担当者の付加情報になる可能性もないとはいえない。もちろん公言はしないだろうが、企業側はインターンシップに参加している学生1人ひとりを見て評価していると考え、心して参加してほしい。
インターンシップを「学生気分の社会見学」で終わらせてしまうか、「社会人としての貴重な体験を得る場」とするかは自分しだい。本気で取り組んで、実りあるものにしよう。