そこが知りたい! インターンシップ最新情報
2011年3月の日本経団連の「採用選考に関する企業の倫理憲章」改定により、インターンシップは就業体験により重点が置かれ、就活生以外の低学年も参加しやすいものへと変化している。そこで得られるリアルな仕事体験は、キミたちが将来のキャリアを考える上で必ず役に立つ貴重なもの。そこで就職Gateでは、最新のインターンシップ情報を紹介! 最新情報をもとに、インターンシップの種類や参加までのステップなどを詳しく解説する。「社会に出る前の準備体操」として、インターンシップを有効に活用しよう!
インターンシップってどんな制度?
インターンシップは、企業や官公庁、非営利団体などが学生に就業体験の機会を提供するために実施するもの。最近では、この制度を導入する企業が増加し、大学が受け入れ企業を紹介したり、授業の一環として単位を認定したりするケースも増えている。
インターンシップのメリットは、何といっても「社会へ出る前に実際の仕事を通して『働く』ことを体験できる」ことにある。「世の中にどんな業種や企業、職種があるのかを知る」「自分の適性を理解する」「やりたい仕事に就くために必要な能力を知る」「会社の雰囲気や仕事を知り、企業選びに活かす」「社会人の価値観やマナーを学ぶ」……など、その経験から得られるものは数多い。
また、近年は国際社会で通用するキャリアを身につけることを目的とした海外でのインターンシップも注目を集めている。海外インターンシップの場合、ある程度の語学力が必要になるが、実体験の中でビジネスの専門用語を覚えることができるため、外資系企業への就職や将来的に海外で働くことを視野に入れている人にとってはメリットの多い制度といえる。
インターンシップの実施時期は大学が長期休暇に入る夏が一般的だが、冬休みや春休みに行う企業も多い。参加者の多くは就活生(大学3年、院1年)だが、就活を終えた4年生が将来のキャリアアップに役立てるために参加するケースも少なくない。また、今後は1、2年生も対象としたプログラムを組む企業が増えると予想される(詳細はP3参照)ため、学生の選択肢も広がっていくだろう。