就活生必見!
スマホ、タブレットを駆使した「スマート就活術」
内定学生へのヒアリングでわかったこと
スマホ・タブレットPCに関するヒアリングを20名前後の内定学生に行った際に、まずわかったことはスマホ・タブレットPCの利用が質・量ともに格段に増えていること。以前3割程度の就活生がスマホ・タブレットを利用していたが、統計データを見ても8割程度と、2013年卒内定者では利用率はかなり高まっている。
また、以前は説明会の予約やプレエントリーなどが主な使用目的だったが、Evernoteなどのアプリでのクリップ、メモによるアイデアづくりやカレンダーアプリの使用などが目立った。カレンダーアプリについては、就活サイトのものを使用して、エントリー企業の情報がスケジュールに自動的に記載される機能などを利用している人もいた。中には、まったく紙に頼らない形で、完全に就活をIT化している理系男子学生もいたが、他の内定学生たちは他のツールとの使い分けを行っているケースがほとんどだった。
全般的に見ると、女子には手帳やメモなどに重きを置く「紙派」が多数。これは女子が早いうちから手帳やメモなどを持ち歩く習慣を身につけていて、使い勝手がいいためだと推測される。逆に男子は就活で初めて手帳を使用するケースも多く、その手帳経験の少なさがスマホ・タブレットを積極的に使用することにつながっているようだ。
SNSについては、企業発信などについては「やるべきなのかどうか?」「いいねしなきゃダメ?」といった慎重なスタンスも見受けられたが、OB訪問の対象者探しやアポイント、仲間との情報共有場面での使用が目立ってきている。これについては男女差はそれほどなかったが、女子の方が慎重派が目立っていた。